verywood2019
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ユニット家具床・壁・天井材階段材造作材very wood Product CatalogverywoodProductCatalogtalog07Execution Guide施工ガイド112インテリア建具ユニット家具床・壁・天井材階段材造作材インテリア建具大切な資源を無駄なく利用するため、パテ埋めや埋め木、節埋めを施して製品と して出荷しています。使用中にキズがついたりしても自分で補修できることも天然木の良さです。赤松の家具を長年使用している場合、青黒く浮き出てくるシミを見かけることがあります。これは深部変色と呼ばれるものです。もともと木に含まれていた水分によってできたシミになります。私たちは特許を取得 した自社開発木材乾燥機によって、水分を極限にまで抜き出し製品化していますが、 使用環境によっては多少発生する 場合があります。また、年数が経つと 周りの木の色も飴色に変色して きますので、シミも目立たなく なります。商品の機能・性能 として全く支障のないものですので、 これも天然素材の個性として ご理解ください。深部変色についてシミも木の個性補修について資源の有効活用天然木製品の特性1本1本の木には歴史がある。異なった個性も天然木の魅力。天然木の製品について最初に知っていただきたいことがいくつかあります。天然木は 工業製品と違い、一つ一つの商品や1枚1枚の板に関して色合いが微妙に違って いたり、大きさや形の異なる木目や節があったり、同じものは1つとしてありません。 工業製品から比べると均一な模様にならないのが天然木の特徴であり、また良さ でもあります。天然のものですから個性的な木もあります。でもそれは、それぞれが ちゃんと生きてきたという「歴史」なのです。私たちは、いつまでも皆様に愛され続ける 天然木の商品をつくり続けています。ここでは、天然木とはどんなものかということと、 末永くご使用いただくためのお手入れの仕方をご紹介します。桐材は製作直後だと白に近い色をしていますが、年数を重ねるにつれ薄いグレーや茶色に変色してきます。また、部分的に淡い紫色になるところもあります。これは桐に 含まれる「タンニン」という物質で、このタンニンが桐の防腐効果を促しています。 また、桐には防虫効果を促す「パウロニン」「セサミン」という成分も含まれています。 タンニンが桐の中に残っていますので、桐の性質は活かしつつ変色も遅らせています。 変色が起こりやすいのは引出し内部等で使用する無塗装材ですが、より高い防湿・ 防腐・防虫効果が期待できます。桐に含まれる「タンニン」について調湿効果を促す天然木は自然のもの。例え同じ山で育っても色味は全然違うこともあります。赤松の 幅はぎ材にしても、隣り合う2枚が一方は赤っぽく、もう一方が黄色っぽく見えることも あります。ダイニングテーブルや座卓についても、色味の違いは必ず出てきます。しかし、 そこが自然素材の良さであり、天然の木材ならではの木目や質感を味わうことが できます。何年か経過すると経年変化により、色味の違いがわかりにくくなります。木は やがて良い飴色となり、より温かみを増し、愛着もわいてきます。赤松の色味と経年変化経年とともに、なじみ、暖かみを増す木によって色味の違いが出てきます。 納品時 2年後5年後写真はイメージです。桐に含まれる「タンニン」が調湿効果のため変色していきます。

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